指物とは

指物とは木材を板や棒状に整え、家具を製作する技法です

組み合わせる木材と木材の一方に突起状の「ホゾ」もう一方に「ホゾ穴」を作り差し込んで

箪笥や文机、棚や箱、鏡台や茶道具などを製作します

出来上がった品物は外からは見えないところほど精度の高い技術が

駆使されるため、堅牢で使い込むほどに馴染んでくるものとなります

使用する材料によって加工の仕方も異なる部分があり

製作する品物に適した材料の選定から行います

 

①材料の木取り

しっかりと乾燥させた木材を選びます 製作に必要な量の板材の取り方を決定します

②はぎあわせ

必要に応じて板と板を接着し、幅の広い板材にします

③削り

木取った板を正確な厚みで正しい寸法に鉋をかけて削ります

④仕口・接手

板と板を組み合わせ、その組み合わせ方を仕口といいます

さまざまな仕口や継手を必要な場所に施すことにより、堅牢で美しい指物が出来あがります

⑤彫り、くり

小刀や小鉋を使い、板に曲線を取り入れます 模様を入れた「透かし」、

天板や柱の脚の下をから反らせる「テリ」、

その他、框戸や引き出しに化粧する「ヒモ取り」「額上げ」など様々な技法があります

⑥組立

仮組立のことで、接着剤などを入れる前に、ホゾの硬さや水平・直角などを調整します

⑦仕上げ削り

いろいろな面取り・模様を施します。「銀杏面」「切り面」など様々な面取りがあります 

⑧研磨

指物は塗装に漆を使うことが多く、その拭漆の仕上がりを最高にするためとても重要な作業です

鉋、木賊(とくさ)(むく)の葉が順に使われます

⑨塗り

拭漆などで塗装を施します

⑩仕上げ

引手や蝶番等をつけて、引き出し、引き戸を微調整して完成させます